TOP pag

Highkabd Nakt
●ハイランド・モルト



インヴァー・ハウス・ディスティラーズ社
★廣屋インターナショナル

北ハイランド・ロス州のエダート
ン村のはずれに建つ蒸留所。創業は
1790年とハイランドでは2香目
に古い。エダートン一帯は豊富なピ
ートと清例な湧水で知られた所で、
古くから密造酒造りが盛んだった。
今世紀に入ってからはアライド系列
の蒸留所として、同社のバランタイ
ンの主要原酒のひとつであった。19
96年にインヴァー・ハウス社が買
収。下掲は、その後発売された新製品。
エレメンツは3年から16年熟成の
モルトをヴァツティング(平均6年)。
ピート香を効かせたライト風味。16
年はスイートでフルーティー。極め
てバランスのよい酒となっている。
 
バルブレア・エレメンツ40度700N\4,000
バルブレア16年40度700N\7,000

ホワイト&マッカイ・ディスティラーズ社
★明治屋

蒸留所は1839年の設立。イン
ヴァネス北方の入江沿いにあるため、
第1次大戦中は海軍の研究所になっ
ていた。現在は8基の蒸留器を所有。
シェリー樽熟成による深い味わいが、
このウイスキーの特徴。

ダルモア12年43度750N\6,350

ダルウィニ!・ディスティラリー
★ジャーディンW&S

ダルウィニーとは、ゲール語で"集
会所"の意。1898年の創業時は、
ストラススペイという蒸留所名だっ
た。現在、UDV社のクラシック・
モルト・シリーズのひとつ。穏和な
香りと、甘い感じのすっきりした味
わいが身上。

ダルウィニー15年43度750N\8,250

ジ・エドラタワー・ディスティラリー
★ベルノ・リカール・ジャパン

蒸留所は1825年の建設以来、
そのままの姿で稼働中。初留釜、再
留釜各1基。スコットランド最小規
模だ。現在ベルノ・リカール社傘下。
ピート香爽快。麦芽由来の香味も、
バランスよく溶け込んでいて、秀れ
たハイランド・モルトの一典型。

ジ・エドラタワー43度750N\7、200

ディーンストン・ディスティラリー
★ノアキャルジャパン

スターリング城やバノックバーン
の古戦場、スクーン城などで知られ
るパース州。そのパース州の北西部、
ティス川のほとりに建つのがディー
ンストン蒸留所。蒸留所の建物は、
「産業革命の父」といわれたアークラ
イトが、1785年に建てた紡績工
場をそのまま利用したもの。建物自
体が歴史的建造物だ。
創業は1966年で、91年にバー
ン・スチュワート社が買収。モルト
のラインナップは12年、17年、25年
と揃っているが、どれも麦芽にピー
トを焚き込まないのが特徴で、フレ
ッシュでメロー。かすかに花の香り
がする秀逸な酒に仕上がっている。
飲み口はスイートでマイルド。
 
ディーンストン17年40度700N\15,000
ディーンストン25年4 40度700N\30,000

ザ・グレンドロナック・ディスティラリー
★サントリー

創業は1826年。グレンドロナ
ックとはゲール語で"黒いちごの谷"
のこと。フロアモルティングや石炭
による直火災きなど、伝統的な製法
を頑なに守っている。下掲品は10
0%シェリー樽で寝かせた、こだわ
りの逸品。果実香が素晴らしい。

ザ・グレンドロナック15年40度700N\14,500

グレンコイン・ディスティラリー
★協和発酵

正式には、1833年の設立だが、
実際の蒸留業はそれ以前から行われ
ていた。グラスゴーから北へ20H、
ちょうどハイランドとローランドの
境界線上に位置する蒸留所。
ダムグイン丘のふもとにあること
から設立当初はグレン・クインと称
していたが、1876年に現オーナ
ーのラング社に買収され、グレンコ
インという名称に変わった。グレン
コインとは"鍛冶屋の谷"の意。
同蒸留所では、ピート処理をして
いないモルトを使用。プレーン・オ
ークの樽とシェリー樽でそれぞれ熟
成させた2種類の原酒をヴァッティ
ングすることにより、オリジナルな
テイストをつくり上げている。
 
グレンゴイン10年40度700N\9,308
グレンゴイン17年43度700N\13,160

グレン・スコシア・ディスティラリー
★ジャパンインポートシスチム

1835年、キャンベルタウンで
創業した蒸留所。現在はギブソン・
インターナショナルの所有。この蒸
留所のウイスキーは、独特のピート
香とバランスのよい味わいが特徴。
以前は8年熟成品が流通していたが、
新しく14年熟成品が発売された。

グレン・スコシア14年40度700N\7,500


ザ ・グレンモーレンジ・ディスティラリー社★国分

グレンモーレンジ蒸留所は、ハイ
ランド北部、ロス・シャーのテイン
町に1843年に創業した。蒸留所
の前身は18世紀からのビール工場。
近郊は良質の水とピートを産するこ
とでも知られている。同蒸留所は1
918年からマクドナルド&ミュア
社の所有となった(現在はグレンモ
ーレンジ社に社名変更)。同社はスペ
イサイドにグレン・マレー蒸留所も
所有している。またブレンデッドの
ハイランド・クイーンも発売してい
るが、現在ではグレンモーレンジ蒸
留所産のモルト原酒はブレンド用に
は一切使用していない。
同蒸留所では地元ロス・シャー産
の二条大麦のみを原料に使用。ピー
ト香は極めて軽めに処理している。
ウイスキーづくりでは珍しく硬質で
ミネラルが豊富な水を使い、大麦の
発酵、蒸留を行っている。また、ス
コットランドで一番首の長い蒸留器
を使用していることでも有名。蒸留
器は初留4基、再留4基、合計8基
を所有しており、加熱方法は蒸気蒸
留方式を採用している。基本的に熟
成にはバーボンの空樽を使用。19
95年には、長年の研究の成果であ
る"仕上げの熟成"による新しいテ
イストも実現した。
10年は、微かに甘い香りと大麦を
思わせる香りがバランスよくミック
スされている。飲み口はさわやかで
おとなしく、モルトの入門には最適。
ミレニアム・モルト12年は、西暦
2000年を記念した限定ボトルで、
すでに入手不能。熟成にはファース
ト.フィルのバーボン樽のみを用い、
バ…フやバター・スコッチ、蜂蜜様
の複雑な香りと甘みをもったモルト
に仕上がっている。18年は、バーボ
ンの空樽で熟成後、シェリーの空樽
で再熟成させたもの。食後に最適。
マデイラ・ウッド・フィニッシュ、
ポート・ウッド・フィニッシュ、シ
ェリー・ウッド・フィニッシュは、
いずれもバーボンの空樽で旧年間熟
成させた後、それぞれマデイラ、ポ
ート、シェリーの空樽で約2年間"仕
上げの熟成"を行ったもの。モルト・
テイストのなかに、ほのかに感じる
ワインの香りは格別。
フィノ・シェリー・ウッド・フィ
ニッシュはシリーズの最新作で、数
量限定品。13年間バーボン樽で熟成
を行った後、2年間フィノ・シェリ
ー樽でフィニッシング。デリケート
な風味が特に素晴らしい。
  
グ レンモーレンジ10年43度750N\6,000
グ レンモーレンジ・ミレニアム・モルト12年40度700N(参考品)
グ レンモーレンジ18年43度750N\9,000
   
グ レンモーレンジ・マデイラ・ウッド・フィニッシュ43度700N\7,500
グ レンモーレンジ・ポート・ウッド・フィニッシュ43度700N\7,500
グ レンモーレンジ・シェリー・ウッド・フィニッシュ43度700N\7,500
グ レンモーレンジ・フィノ・シェリー・ウッド・フィニッシュ43度700N\12,000

ザ・グレンタレット・ディスティラリー
★ジャパンインポートシステム

スコットランド最古の蒸留所とい
われ、規模の小さいことにかけても
ジ・エドラタワーの好敵手。ハイラ
ンド南部のタレット川のほとりに建
つところから、その名がある。12年
は麦芽風味が素晴らしく、ややドラ
イでライト&フレッシュ。
1966はその年に蒸留したモル
トを厳選して瓶詰めしたもの。従来
品とはややデザインが異なり、アル
コール度数も45・7度から40度に変
更になった。より熟成感が増し、香
味とコクのバランスが素晴らしい。
グレンタレット蒸留所は、ギネス
ブックに載っている"タウザー〃と
いう猫で有名な所。年間15万人以上
の観光客が訪れるという。
 
グレンタレツト12年40度700N\7,500
グレンタレツト1966 40度700Nオープン価

ザ・ハイランド・ディスティラリーズ社
★レミー・ジャポン(右)
★ジャパンインポートシステム(左)

蒸留所はオークニー諸島、メイン
ランド島のカ-クウォールの丘の上
に、1798年に建てられた。オーク
ニーとはヴァイキングの言葉で「ア
ザラシの島」の意味。北緯59度に位
置する世界最北の蒸留所である。仕
込み水に硬水を使用し、今でもフロ
ア・モルティングを行うなど、数々
のユニークな特徴を持っている。複
雑なアロマとコクをもち、全モルト
中でも"出色の食後酒"といわれる。
下掲右はスタンダード品だが、骨格
のしっかりした重厚な造り。下掲左
は創業200年を記念した特別ボト
ル。1977年に蒸留されたモルト
を厳選して瓶詰めしたもの。
 
ハイランド・バーク12年43度750N\10,000
ハイ一ブンド・バーク1977 40度700Nオープン価

アイル・オブ・アラン・ディスティラーズ
★アラン・ジャパン

約160年ぶりに復活となったア
ラン島産シングル・モルト。島の人々
は愛情をこめて"アラン・ウォータ
ー"と呼ぶ。熟成年はまだ若いが、
スイートでまろやか。バランスに優
れている。今回ボトリングはシェリ
ー樽熟成の限定品。ラベルも秀逸。

ジ・アラン 43度700N\5,500

ジ・アイル・オブ・ジュラ・ディスティラリー
★合同酒精

ジュラ島産。ジュラは、"鹿の島"
の意味。島はハイランド地方ではな
いが、モルトの性格上、ハイランド・
モルトに分類されている。蒸留所は
1810年に設立、1958年に改
装された。ピート香はおだやかでボ
ディも軽く仕上がり、スムーズ。

アイル・オブ・ジュラ10年43度750N\7,300

ザ・ノックデュー・ディスティラリー社
★廣屋インターナショナル

1894年にDCL社(現在のU
DV社の前身)が建てた蒸留所。ノ
ックデューとはゲール語で"黒い丘〃
のことを指し、良質の湧水に恵まれ
ていたことが、蒸留所建設の動機と
なった。同社傘下のブレンデッド・
スコッチ、ヘイグの原酒として使わ
れていたが、1983年に閉鎖。そ
の5年後の88年にインヴァー・ハウ
ス社が買収して、現在に至っている。
他のブランドと紛らわしいため、
買収後はアン・ノックの名称で商品
化されていたが、最近ノックデュー
という名称のものも発売されるよう
になった。下掲右がそれで、リッチ
でフルーティー。素晴らしい風味と
余韻を楽しむことができる。
 
ノックデュー21年57・5度700N\20,000
アン・ノツク12年40度700N\4,000

ロッホ・ローモンド・ディスティラリー
★ジャパンインポートシステム

製造元はローモンド湖の南、アレ
キサンドリアにあるロッホ・ローモ
ンド蒸留所。もともとリトルミルの
第2工場として1966年に創業し
た蒸留所で、建物はキャラコの染色
工場をそのまま利用した。リトルミ
ルと同じコラム装置のついた独特の
変形スチルを使用していて、タイプ
の異なる多種多様のモルトを製造で
きるという。蒸留器は合計4基。同
工場内にはこれとは別に巨大な連続
式蒸留機もあり、モルトとグレーン
の両方の生産を可能にしている。
新発売されたインチマリンもオー
ルド・ロスドゥーも創業当時の仕込
み樽で稀少品。どちらも個性が強く
独特の風味をもっている。
 
インチマリン1966 40度700Nオープン価
オールド・ロスドゥー1967 40度700Nオープン価

オーバン・ディスティラリー
★ジャーディンW&S

ハイランド西部、観光客でにぎわ
う港町オーバンの蒸留所の産。ちな
みに、オーバンとは、"小さな湾"を
意味するゲール語。モルトは、ピー
ト香さわやかで、やや重厚なミディ
アム・タイプ。UDV村クラシック・
モルト・シリーズのひとつ。

オーバン14年43度750N\8,250

ロイヤル・ロッホナガー・ディスティラリー
★ジャーディンW&S

ロッホナガー山麓の古い蒸留所。
1848年、ヴィクトリア女王が訪
れ、ここのモルトを王室御用達に指
定した。以来ロイヤルの名を冠して
いる。現在UDV社傘下。豊かなピ
ート香と、シェリーの空樽熟成によ
るリッチな味わい。

ロイヤル・ロッホナガー・セレタテッド・リザーヴ 43度750N\48,540

スキャパ・ディスティラリー
★サントリー

スコットランドの北端、オークニ
ー諸島のメインランド島に1885
年創業した蒸留所。酒名は蒸留所が
面するスキャパ湾にちなむ。なめら
かな味わいと、さわやかな磯の香り
が特徴。バランタインのメイン原酒
のひとつ。

スキャパー2年40度700N\9,200

スプリングバンク・ディスティラリー
★木下インターナショナル

ハイランド南西部のキンタイア半
島に位置するスプリング、バンク蒸留
所は、キャンベルタウン・モルトの
最盛期の1828年に創業。以前は
ウイスキー産地としては最小区域な
がら、独立した地域名称を与えられ
ていたが、現在はハイランド・モル
トに組み入れられている。
同蒸留所の特徴は、昔ながらの製
法にこだわり、原料である二条大麦
の発芽から瓶詰めまで一貫して蒸留
所内で行っていることにある。瓶詰
め設備を持っている蒸留所は、ここ
とグレンフィディックの2カ所だけ
である。また、カラメルなど色調整
のための添加物を使用せず、冷却濾
過しないで瓶詰めを行うなど、独自
のテイストを追求している。
下掲は、熟成期間によるボディの
違い、微かに甘みが変化する楽しさ
を体験できる5種類の熟成品。
CVはChairman's Vatの路
で、「会長のイチ押し」の意味。7〜8
年ものを中心に、12年、20年熟成の
モルトをヴァッティング。12年はス
プリングバンクのスタンダード品で、
21年、30年と進むにしたがって、熟
成感が深まる。
いずれも独特のコクのある風味を
もちながら、しつこくないピート香
を感じさせる。また、蒸留所が半島
の南端に位置していて、長い間海風
を吸い込みながら熟成するため、ア
イラ・モルト的な風味も加味されて
いる。
左端のロングロウは、スプリング
バンク蒸留所で造られているまった
く別のモルト。スプリングバンクが
変則的な2回半蒸留であるのに対し
て、ロングロウは2回蒸留。麦芽に
焚き込むピートの燃焼時間も55時間
と、全モルト中もっとも長い。ドラ
イでビーティで、ややオイリーな風
味が特徴。ちなみにロングロウとは
スプリング、バンクの隣にかつて存在
した蒸留所の名前で、現在はボトリ
ング工場となっている。
   
スプリングバンク・CV46度750Nオープン価
スプリングバンク12年46度750Nオープン価
スプリングバンク21年46度750N\20,000
 
スプリングバンク30年46度750Nオープン価
ロングロウ10年46度750Nオープン価

タリスカー・ディスティラリー
★ジャーディンW&S

スカイ島産のモルト。島にある唯
一の蒸留所である。創業は1830
年。ハイランドと、アイラ・モルト
の中間的性格をもつ。ピート香に冨
み、口の中でモルト香味が熱く広が
り、甘く残る。UDV社クラシック・
モルト・シリーズのひとつ。

タリスカー10年45.8度750N\9,710

トバモリー・ディスティラーズ社
★ノアキャルジャパン

マル島に存在する唯一の蒸留所。
トバモリーは古くから栄えた港町で、
蒸留所は町の一角に建つ。創業は1
798年だが長く操業停止に。19
93年バーン・スチュワート社が買
収して本格的に再開した。これは創
業200年を記念した限定ボトル。

トバモリー40度700N\20,000

タリバーディン・ディスティラリー社
★センチュリートレーディング

蒸留所の創業は、第2次大戦後の
1949年。収税官だったスコット
が興したが、現在はホワイト&マッ
カイ社傘下。スコッツ・グレイやフ
ィントレーダーの原酒の中核になっ
ている。甘い香り、軽快な飲み口の
ハイランド・モルト。

タリバーディン10年43度750N\5,000

【注1】内容に関してのミスや間違いによるトラブル等は責任を負いかねますのでご了承ください。記入ミスやエラーなどありましたらお知らせください。
【注2】値段は一般店頭の希望 小売価格(消費税抜き)です。ブリーズサーファーズの販売値段ではありません、ジッパーによって価格が違うことがあります。
【注3】すべてのテキスト・グラフィック・写真・音声などのデータは 転載、転用禁止です。 ご理解下さい。(著作権者を除く)

(なお、当HPではクリック広告は一切掲載いたしません!ご理解下さい!)


TOP page