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北欧産〃生命の水"

アクアヴイットは、じゃがいもを主原料とする蒸留酒で、北欧諸国でつくられ ている。ノルウェーではAquavit、デンマークではAkvavit、スウェーデンでは両方の表記を用いている。いずれにしてもこうした酒客は、"生命の水〃のラテン語Aqua-vitae(アクア・ヴイテ)が変化したものであり、蒸留酒 の名称としては、もっとも正統的という ことができよう。
製法は、まず、じゃがいもを糖化するが、大麦麦芽で糖化する方法と、糖化酵素で糖化する方法がある。次に、発酵、蒸留によって、アルコール度数九五度以上のポテト・スピリッツをつくり、最後にキャラウェイ、アニス、クミン、カー
、ダモンなどのハーブ、スパイスで香りづけをする。そのため、アクアヴイットは、ハーブ・スピリッツの別名がある。


       
リニア41.5度700N\2,500

ヴィンモノポレット公社★重松貿易
ノルウェー産。じゃがいもの蒸留酒にキャラウェイを主とした香りつけをしたもの。リニアとは"赤道"の意。その昔、樽詰めアクアヴイットを船に積み、赤道越えして戻ってくると風味が向上していた。いまもオーストラリアまで航海させて製品化している。熱帯を通過した味わい。

       
O・P・アンダーソン40度500N\1,800

スウェーデン酒類専売公社★室町化学工業
現在、スウェーデンでは村田の蒸留所でアクアヴィツトをつくっている。上掲の酒客は1825年に、ゴーテンブルクに蒸留所を設立したオロフ・ピーター・アンダーソンの名に由来している。香りの主体は、キャラウェイ、アニス、フェンネル。

       
スコーネ43度750N\2,400

スウェーデン酒類専売公社★室町化学工業
スウェーデン産。O・P・アンダーソンに似たタイプだが、香りがソフト化されている。スウェーデンの酒類は、すべて国内の専売公社で管理販売されているが、アクアヴイットとしては、この銘柄が最もよく売れている製品。

       
スワルト・ヴィンハルス・ブレン・ヴィン40度750N\3,000

スウェーデン酒類専売公社★室町化学工業
ブレン・、ウィンは、スウェーデン特有の蒸留酒。原料はアクアヴイットと同じじゃがいもだが、甘みを感じさせない辛口。香料も、キャラウェイ、フェンネルは用いないものが多い。この銘柄は、ぶどう、黒すぐり、ビターズを香料に使っている。

       
右から
オールボー・タッフェル42度700N\2,430
オールボー・ジュビリウムス42度700N\2,910

ダニスコ・ディスティラーズ社★サントリー
デンマーク産。同国のアクアヴイットの代表的ブランド。北部のオールボー町で、1846年に創立された蒸留所でつくられているところから、このブランド名がある。
上掲右は、発売以来積極的に輸出を図ってきたこともあって、現在、世界で最も広く飲まれているアクアヴィットのひとつとなっている。香りの主体はキャラウェイの種子。シーフードなどと相性のよい、キリッとした辛口の酒。
ジュビリウムスは、"祝典"の意。ディル(イノンド)で香りにアクセントをつけてあり、ゴールデン・カラーに色づいている。辛口ながら、まろやか。オールボー発売100周年を記念してつくられた。

       
右から
ボマールンダー38度700N\2,400
ボマールンダー・ゴールド40度700N\2,700

ヘルム・G・デトレフセン社 ★日本リカー
ドイツ産。ポテト・スピリッツをべ-スにしたマイルドな味わいのアクアヴィツト。キャラウェイとアニスが香りの主体で、樹齢の古いオーク樽での熟成を経て製品化される。このアクアヴィツトは、1760年、現在のドイツとデンマークの国境近くの、とある居酒屋ではじめて蒸留された。当時人気を博していたその居酒屋の名をとって、その蒸留酒はボマールンダーと呼ばれるようになった。
オーク樽熟成による芳香がほのかに漂うゴールドは、アルコール度数を若干高めに仕上げてある。冷凍庫で冷やして、ストレートで飲むのが本場流。


世界各地の特産酒

コルンはドイツ産の蒸留酒。"穀物"を あらわす名称のとおり、様々な穀物を原料にしてつくられる。現在、ヨルンに関するEUの規定には"一切の香りつけをしていないもの〃の一項がある。したがって、シュタインヘーガーやキュンメル とは別のタイプの酒ということになる。
アラックは東南アジアでつくられている蒸留酒。椰子の実の汁や、さとうきびの糖蜜、米などを原料にする。アラビア語で汁を意味するアラク(Araq)が語源だといわれており、日本でも「阿刺古酒」として江戸時代から知られていた。ピンガはブラジルの特産酒。さとうきびを蒸留する点ではラムの一種ともいえるが、この酒は搾り汁に加水せずに直接発酵、蒸留を行う点が特徴。

          
右から
オルデスローエ・コルン32度700N\1,850
オルデスローエ・ドッペルコルン38度700N\2,040
オルデスローエ・アルダー・コルン40度700N\2,040
ウルコルン40度700N\3,400

アウグスト・エルンスト社★ユニオンフード
ドイツ特産の穀物蒸留酒、コルンの代表的な銘柄。製造元は、ドイツ北部、バート・オルデスロー工町のアウグスト・エルンスト社。
同社は1898年の創業。農業経営のかたわら、酒造業も営んでいた田歳のアウグスト・エルンストが、蒸留事業を目指して興した。
現在は、北ドイツの本社所在地でオルデスローエ銘柄のスピリッツ類、エルンスト銘柄のウイスキー、その他のアルコール類をつくる一方、南ドイツでシュペヒト銘柄のフルーツ・ブランデー、リキュールも 製造している。
コルンとはドイツ語で、"穀物"を意味し、原料に使われる穀物の種類によってラベル表記が変わる。ライ麦は"ロッゲン"、小麦は"ヴァイツエン"、各種の穀物をブレンドしたものが"ゲトライデ"。
上掲ヨルンはいずれも小麦が原料。ラベル下部に"ヴァイツエン"の表記が見える。アルダー・コルンは、蒸留後6ヵ月以上樽で熟成させたもの。アルダーは、"オールド"の意。ウルコルンは1年以上樽で熟成させたもので、味はまろやか。

       
トールンカート38度700N\1,950

トールンカート社★ユニオンリカース
製造元は、オランダ出身のヤン・テン・トールンカートか、1806年、ドイツ西北端のノルデン町で興した蒸留会社。現在は、同じドイツの新進気鋭の酒造会社ベレンツエン社の傘下に入っている。上掲は、小麦を主原料にしたコルン。香りづけなしのまろやかな味わいの酒。

       

グリューネヴアルト・バタヴィア・アラック
40度700N\3,590

ウド・ネーデルランド社★ドーバー洋酒貿易
アラックは、東南アジアでココヤシ、米、糖蜜などでつくられる蒸留
酒の総称。第2次大戦前、インドネシアのバタ、ウィアから出荷され、オ
ランダで熟成させたものが西欧で珍重された。その伝統を踏まえ、ムフで
もつくられているのが上掲品。上質ラムに近い香味、パワフルな酒質。

       
ハシセン・バタヴィア・アラック40度700N\2,420

ハシセン社★ロイヤルリカー
ラムの製造などでも知られるドイツの八シセン社かつくるアラック。
同社は現在、デトレフセン社の傘下。上掲は、米とさとうきび、および
じゃがいもとビートをそれぞれ原料とする2種類のインドネシア産スピ
リッツを、ドイツでブレンドして、加水、濾過のうえ瓶詰めしたもの。

       
ガニヴィット40度700N\3,780

ガニメテ・コメルシオ・イ・インダストリア・デ・ベビダス社★南米物産
ブラジルのサンパウロ州でつくられるピンガ。上掲はオーク樽での熟
成を経たもので、マイルドな味に仕上がっている。ストレートかオンザ
ロックで飲むのがよい。カクテル・ベース向きのナチュラル・タイプ(1
700円)も同時入荷。

       
右から
ネガ・フロ・ホワイト40度1P\2,600
ネガ・フロ・テラコタ・フラゴン40度750N\5,000

ファゼンダ・ソレダーデ社★リードオフジャパン
ブラジル産のピンガ。リオデジャネイロ市東北のノヴァ・フリブルゴ
町でつくられている。ピンガはラムに似た蒸留酒だが、
さとうきびの搾り汁を直接発酵させて蒸留しているので、酒質は全般に
ラムよりも重厚である。リオの市民はこの酒をカシャーサと呼ぶことも
多い。また、アグアルデンテ・デ・カナということもあるが、これは"さ
とうきびの蒸留酒"という意味だ。上掲ホワイトは古樽で短期間貯蔵
のうえ、製品化したもので、若くて渡刺とした風味が魅力的なピン、力。
テラコタは手作りの素焼き陶器(テラコタ・フラゴン)に長期熟成さ
せたピンガを詰めてある。

       
ピラスヌンガ51 40度1P\2,000

インダストリアス・ムツレル・テ・ベビタス社★リードオフジャパン
ブラジルの特産酒、ピンガのトップ・ブランド。というより、バカー
ディやスミノフを抜き、韓国の真露とNo1の出荷量を競うスピリッツの
王者。サンパウロ州ヒラスヌンガ町の産。ピンガとしては、酒質やや軽
く、甘やかな香りのうわ立ちが快適。

       
ピトウー40度lPオープン価

ピトゥー社★リードオフジャパンブラジル産のピンガ。ラベル上部
にアグアルデンテ・デ・カナとある のは、"さとうきびの蒸留酒"の意味
で、ピンガの別名でもある。ピンガの主産地ペルナンブコ州の産で、
単 式蒸留器で蒸留したもの。正統派の味だが、やや加糖して飲みやすくし
てあり、酒税法上では"雑酒"。

       
右から
べーリョ・.バレイロ・ホファー40度1P\1,950
べーリョ・バレイロ・ホファー・ゴールド39度10\2,400

タツジ⊥ヨ・トレス・ファゼンダス社★興南物産
ブラジル特産のスピリッツ、ピンガ。製造元のタツジーニョ社は、1
873年の創業。サンパウロ市から北へ160Hほどいったリオ・クラ
ロ市にある。
ラベル上部に表記されているアグアルデンテ・デ・カナは"さとうき
びの蒸留酒"という意味で、ピンガの別名である。
上掲右のスタンダード品は、さとうきびの搾り汁に酵母を添加して発
酵させ、蒸留後、ステンレス・タンクで1年間熟成させたもの。
左のゴールドは、スタンダード品と同様の発酵、蒸留ののち、ブラジ
ル杉製の樽で8年間熟成させたーランク上のピンガ。豊かな香りとまろ
やかな味わいが楽しめる。

              
右から
イピオカ・プラク39度1P\2,500
イピオカ・オウロ39度1P\2,500
イピオカー50周年記念ボトル39度700N\5,000

イピオカ・アクロ・インダストリアル村★興南物産
1846年からの歴史をもつピン、力。製造元のイピオカ社はダリオ・テレス・デ・メネセスという人物の手によって創設され、現在の社長で 4代目になる。同社は、ピンガの原料であるさとうきびを栽培するための専用の畑を所有。種子の選別、化学肥料の施肥、潅水などを一貫した近代的システムで行っている。
4つの工場はすべて、さとうきび栽培地域として知られるブラジル北東部のフォルタレザ近郊にある。

無色のプラクは、ブラジル産の樫 でつくった樽で短期熟成させたピンガ。味わいはマイルド。オウロは、"バルサム"という芳香性の樹木からつくった樽で熟成させたもの。熟成による色と味わいの深みが特徴。上掲左端は、会社の設立i5日年を記念して発売されたもの。バルサムの樽で6年間の長期熟成を経た芳醇な高級ピンガ。上掲のほか、オウロを190Nサ イズのペット・ボトルに詰めた"イピオカ・スポーツ〃も同時入荷。

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