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杜松(ねず)の香りのスピリッツ
ジンは,無色透明,さわやかで奥深い 香味をもった酒だ。
ジンの生まれ故郷は、オラン、ダ。1660年、ライデン大学の医師シルヴィウス博士が、薬酒として開発したのが起源 だ。博士は、アルコール液に、ジュニパー・ベリー(杜松の実)を浸漬(しんし)、蒸留し て、解熱剤として薬局に販売させた。名称は、ジュニパー・ベリーのフランス語、 ジュニェーヴルにちなみ、ジュニェーヴル・ワインとした。このジュニェーヴル が、のちにイギリス人の間で縮まってジンという名称になった。 現在、.シンの主流派となっているのが、ドライ・ジンである。原料は、とうもろ こし、大麦、ライ麦など。これらから、連続式蒸留機で度数九五度以上のグレー ン・スピリッツをつくり、植物性成分を加え、もう一度単式蒸留器で蒸留して、 成分の香りを溶け込ませる。植物性成分としては、ジュニパー・ベ リーのほかに、コリアンダー・シーズ、キャラウェイ・シーズ、シナモン、アン ジェリカ、オレンジやレモンの果皮、その他各種の薬草、香草類が使われるが、 どれをどのくらい使うかは、メーカーごとのノウハウになっている。 オランダのジンは、イェネーフェルというが、日本ではジュネヴァと呼ばれて いる。昔ながらに、単式蒸留器を使用してつくられ、風味やや重厚派が多い。ド イツにも、ジュニパー・ベリーを発酵、蒸留してつくる一種のジンがある。


                     
ビーフィーター47°750N\1,940      ビーフィーター40°700N\1,460

ジェームズ・バロー社★サントリー ロンドン・ドライ・ジンの有名ブ
ランド。ビーフィーターとはロンド ン塔駐在の衛兵の通称。由来につい
ては、"ビーフ・イーター(牛肉を食 べる者)"から来ているともいわれて いるが、定説はない。
誕生したのは1820年。それ以 来、ジュニパー・ベリーのほか、コ
リアンダーの種、アンジェリカの根 などを使用する処方を守りつづけて
いるが、具体的な内容については門 外不出となっている。
爽快な香気となめらかな味わいが 身上で、カクテル・ベースの定番。
とくに1915年にシンガポールの ラッフルズ・ホテルで生まれたシン
ガポール・スリングのベースにこの ジンが使われたのは有名な話である。

    
ボンベイ・サファイヤ47度750N\2,800

ボンベイ・スピリッツ社 ★ビー・ビー・アールジャパン
ロンドン・ドライ・タイプのプレミ アム・ジン。製造元のボンベイ社は、
1761年創業のジンの老舗だが、 このサファイアは1990年代に発
売された。10種の成分で香りづけ し、酒質はスパイシーで、フルボデ
ィ。コンコルド機内サービス銘柄。

                    
ブルームズベリ・レモン・フレーバー    ブルームズベリ・オレンジ・フレーバー
45度700\3,400             45度700N\3,400

ブルームズベリ・ワイン&スピリッツ ★ジャパンインポートシステム
ロンドン産の正統派ドライ・ジン に、オレンジやレモンのフレーバー
をつけたジン。
いわゆるフレーバード・ジンは、 ジュニパー・ベリーなどを使うかわ
りにフルーツで香りづけし、甘みも 添えてあるが、上掲はそれと一線を
画したドライ・タイプ。ジュニパー・ ベリー、コリアンダー、カーダモン
などのボタニカル・フレーバーも、 しっかり備わっている。その上に、イ
タリア産のレモンや、スペイン産の オレンジの果皮の香りを添えてある。
ブルームズベリは、大英博物館な どのあるロンドンの地区名。そこに
本社をおく会社の製品だから、それ を酒客にしている。


   
ブードルス45度750N\1,940

コック・ラッセル社★キリン・ジーグラム 1845年生まれのイギリスのジ
ン。ただし、ロンドン産ではなくス コットランド産。現在は、シーグラ
ム社傘下。グレーン・スピリッツに 減圧蒸留方式で香味づけするので、
ジン・フレー、バーが生き生きした感 じ。ボトルはシーグラム創立者サム
エル・ブロンフマンのデザイン。

  
バーバリー40度700\2,500

バーン・スチュワート社★日食 製造元のバーン・スチュワート社
は、スコットランドのウイスキー業者。上掲はコートで有名なバー、バリ
ー・ブランドのジンで、同ブランド のスコッチ・ウイスキーの姉妹品。
100%グレーン原料のスピリッツ に、ジュニパー・ベリーとシトラスの
香味を独自のレシピで加えてある。

             
バーネット47度 760N\1,050   バーネット40度 760N\990

サー・ロバート・バーネット社 ★キリン・ジーグラム
1950年代まで、イギリスでホ ワイト・サテン(白いしゅす一とい
うジンが、高い人気をもっていた。 製造元は、DCL傘下のサー・ロバ
ート・バーネット社。ロンドン・ド ライ・ジンとしては香味が濃厚で、
それが人気の主因だった。また、ホ ワイト・サテンは、ジンの俗語。そ
んな酒客からも人気を集めた。 1960年ごろ、シーグラム社が
買収。新しい世代のための軽快なド ライ・ジンにモデル・チェンジし、
社名をブランド名にして発売したの が、上掲のジン。すっきりした辛口
の味わいが身上。現在、キリン・シ ーグラム社が、日本でライセンス生
産を行っている。

   
チャーチル43度700\1,940

タワー・ブレンディンク社★ドー、バー洋酒貿易
1878年に生まれたブランド。 現在は、スコッチのディーンストン
蒸留所併設のジン工場で、、バーン・ スチュワート社が生産している。タ
イプは、ロンドン・ドライ。ジュニ パー・ベリーを主体に、コリアンダ
ー、オリス、レモンで香りつけ。スチュワート社の子会社から発売。

     
コールドストリーム40°700N\2,700

R・力-マイケル&サンズ社★重松貿易
スコットランドのインヴァー・ハ ウス系列の子会社カーマイケル社が
発売するロンドン・タイプのドライ・ ジン。同社は、リキュールのヘザー・
クリームの発売元でもある。系列の 蒸留所でつくるグレーン・スピリッ
ツに、ボタニカル・フレーバーを切 れ味よく配したもの。

                   

キルビー47・5°700N\1,070        キルビー37・5°700N\950


W8A・キルビー社★リードオフジャパン
以前、日本で売られていたキルビ ーは、ニッカウヰスキーが日本でラ
イセンス生産していたものだが、現 在リードオフジャパンで扱ってい
るものは、イギリスからの直輸入品。 キルビー社は、-857年、キル
ビー家のウォルター、アルフレッド 兄弟によって、ロンドンでワイン高
としてスタート。1872年には、 ロンドンに蒸留工場を建て、ジンの
メーカーとしても活躍するようにな り、1887年には、スコッチ生産
にも乗り出し、一大酒類企業になっ た。現在は、UDVの傘下。
上掲は、ゴードンと並ぶ有名銘柄 だ。ジュニパー・ベリーを中心とす
るボタニカル・フレーバーが、しっとりとおだやかに溶け込んでいる。

 
ゴードン40度700オープン価

47・3度750Nオープン価         

アレクサンダー・ゴードン社 ★ジャーディンW&S
ジンのトップ・ブランド。1769年、ロンドンで創業。1898年
にタンカレー社と合併した。現在はエセックスで生産を行っている。上
掲はジュニパー・ベリーとコリアンダーが香味づけの主体。伝統的スタ
イルのロンドン・ドライ・ジンだ。

     
ヘンリーズ・スペシャル・オールド・トム

40度700N\2,900

リッチモンド・ディスティラーズ社★ジャパンインポートシスチム
1761年に設立されたジン専門 の酒造メーカーの製品。ラベルのブ
ラック・ドッグは、会社のトレード・マークで、ヘンリー・オン・テムズ
を本拠とするボート・クラブに由来 している。ドライ・ジンに糖分を少

     
ケンジントン40°700N\2,900

ケンジントン・ディスティラーズ社 ★ジャパンインポートシステム
ロンドンの蒸留業者の製品。ケン ジントンは、ロンドン西部の区名。
ラベルは、ロンドン名物ビッグ・ベ ンと、2階建てバス。ロンドン・ドラ
イと表記されているが、実際にはオ ールド・トム・ジン・タイプの甘口。
ジュニパー・ベリーの香りが支配的。

     
マルボロー43度750NN\2,500

キルサーン・ディスティラーズ★重松貿易
イギリス産のジン。製造元のキル サーン社は、イングランド中部のレ
スターで、1847年から蒸留酒づ くりをし7」いるイギリスの中堅メー
力1。地元に愛飲者が多い。上福の ジンは、穀物のスピリッツに香味づ
けをしたものだが、柑橘系フレーバ ーが支配的で、すっきりした味わい。

                     
ロンドン・ヒル47度750N\2,500         メイソンズ40度700N\1,200



イアン・マクロード社★徳岡
ブレンデッド・スコッチのアイル・ オブ・スカイで知られるイアン・マ
クロード社がつくるジン。この会社 は、スカイ島の名門マクロード家出
身のイアン・マクロードが1895 年、エジンバラでウイスキーのブレ
ンド業者としてスタートさせた。現 在は、エジン、バラ市に本社をおくウ
イスキー商社、ピーター・J・ラッ セル・グループの傘下にある。
上掲右は、1895年に生まれた ブランド。上掲左はもともとは17
85年に誕生したジン。数種のハー ブとスパイスで独自のフレーバーに
仕上げてあるが、そのレシピは門外不出となっている。いずれも連続式
蒸留機で蒸留したクリアなドライ・ジン。

     
ニコルソン40度700N(参考品)

U&W・ニコルソン社☆☆☆
1736年創業の、ロンドンのニ コルソン社の製品。香りの原料は、イ
タリア産のジュニパー・ベリー、バルカン半島産のコリアンダー、スペ
イン産のオレンジとレモンの果皮に限定されている、こだわりのドラ
イ・ジン。キリッとした辛口の昧わいが冴える。

      
オールド・ラジェ55・2度700N\4,000

ウィリアム・ケイデンヘッド社 ★ボニリジャパン
高名なモルト・スコッチのインデ ィペンデント・ボトラーが発売する
ドライ・ジン。ジュニパー・ベリー 以外にサフランなどを使用し、独自
のフレーバーを生み出している。ア ルコール度数は高めで、通常のドラ


                      
オールド・チェルシー・オールド・トム      オールド・チェルシー40°700Nオープン価
40度700N\2,800
           

オールド・チェルシー・ディスティラーズ社 ★マークスエンタープライズ
製造元が.オ-ルド・チェルシーの 社名を使いはじめたのは1992年
からだが、企業としては50年の歴史 をもつ。上掲右は、ロンドン市内で
蒸留から瓶詰めまでの工程を行って つくられた正統派ドライ・ジン。上
掲左は、ドライ・ジンに糖分を1 -2%加えた甘口のジン。
オールド・トム・ジンの名称は、旧 世紀のロンドンにおいて、トム・キ
ャット(雄猫一の人形の足から甘ロ ジンが出てくる販売機に人気が集ま
ったことに由来している。カクテル のトム・コリンズは、当初、このタイ
プのジンをベースに使用していた。 19世紀のロンドンでは、むしろドラ
イ・ジンよりも人気が高かった銘柄。


    
パーク・レーン43度700N\2,500

タワー一ブレンディンク社★コーンズ ロンドンに本社をおく、バーン・ス
チュワート社の子会社、タワー・ブ レンディンク社の製品。パーク・レ
ーンとは"公園通り"の意。フルー ティーな香味のバランスがよい。イ
タリア、東欧などの良質なジュニパ、 1・ベリーを使っており、ジンの正
統派としての風格もある。

                                        

プリマス47・3°750N\2,900★ジャパンィンポートシステム オープン価★オセル(右)        
                                   
プリマス41・2°700Nオープン価★オセルオープン価★オセル(中央)
       
プリマス57°1P\5,800★サントリー(左)


コート社(取扱業者は価格の下に記載)イングランドの南西部にある英海
軍基地プリマス港でつくられているジン。もともとドミニコ派の修道院
でつくられていた処方をもとにしているといわれている。
蒸留所は1793年に建てられ、海軍御用達のジンを供給してきたが、
第2次世界大戦の空爆で壊滅。その後アメリカのシエンレー社が蒸留所
の跡地を買収して、1961年から復興したのが現在の銘柄である。

カクテルのレシピには、ベースになる酒の銘柄を具体的に指定してい
る場合があるが、19世紀末に誕生したジン・ベースのショート・カクテ
ルの名作ギブソンのオリジナルのレシピにこのプリマスが指定されてい
たことはよく知られている。

現在は、アルコール度数の異なるいくつかのヴァリエーションがそろ
っている。57度は海軍御用達時代の強さを復元したもの。香りはオリス
やアンジェリカなどの植物の根からもたらされるものが支配的である。
柔らかく、かすかに甘みを感じさせるフレーバーだ。


   
ピムリコ57度750N\3,900

ヘイマン・ディスティラーズ社★ジャパンインポートシステム
ロンドン・ドライ・ジン。日本に輸入されているこのカテゴリーのジ
ンのなかでは、もっともアルコール度数が高いもののひとつ。香り、味
の面でも濃厚だ。ジン・トニックのベースに向いている。ピムリコは、
ロンドンの町の名前からきている。

                      
  クイーン・エリザベス47°720N\1,068   クイーン・エリザベス37°720N\922

ダンカン・キルビー&マセソン社★メルシャンロンドンのダンカン・キルビー&
マセソン社と提携して、メルシャンが国内生産しているドライ・ジン。
原酒は、イギリスから輸入したもの
を用いている。酒客は、16世紀のイギリスの女王
エリザベスー世のことを指しているが、当時はまだドライ・ジンの出現
以前のことだから、女王とこのジンに直接つながりのあるエピソードと
いうものはない。
ただ、女王の時代、イングランドは安定と発展の礎を固め、シェーク
スピアなどの才能が華開いた。その遺徳をしのび、イングランドを代表
する酒の名に、採用されたのである。カクテル・ベースとして無難な味
わいで、オンザロックにも向く。

                    

ウヰルキンソン・プレミアム 47度700N\1,940  ウヰルキンソン 47.5°720N\970  
                    
ウヰルキンソン 37°720N\870     ウヰルキンソン・ハンター37度500N\780



ベン・ネヴィス・ディスティラリー社★ニッカウヰスキー
スコットランドのモルト・スコッチ蒸留業者、ベン・ネヴィス・ディ
スティラリーのブランド。同蒸留所は1825年ジョン・マ
クドナルドによって創設された。その後オーナーが幾度となく替わり、
1983年には一旦操業停止になっている。1989年になって、ニッ
カウヰスキーの所有となり操業が再開された。
上掲左端のプレミアムは、そのベン・ネヴィス・ディスティラリーで
蒸留された直輸入品。それ以外は、同銘柄のウオツカ同様、ニッカウヰ
スキーが国内でライセンス生産している。

ハンターは、ジュニパー・ベリーの香りを抑え、オレンジ果皮やレモ
ン・グラスなどの柑橘系フレー、バーを加えたさわやかなジン。37°と47.
5はグレーン・スピリッツにジュニパーやコリアンダーなど十数種類の
ハーブを浸漬してバランスのよい味に仕上げたもの。いずれも低価格が
魅力。味わいに奥行きのあるプレミアムはオンザロックで楽しみたい。

     
サー・ウォルター・ローリー40度750N\1,400

ローリー社★ジャパンインポートシステム
酒客の"ウォルター・ローリー卿"とは、旧世紀のイギリス貴族の名。
アメリカ大陸を探検し、ヨーロッパにじゃがいもを移植し、タバコを伝
えた。ラベルに、彼の肖像がプリントされている。酒は、ジュニパー・
ベリーとリコリスの香りが感じられ、爽快で切れ味のよい香味をもつ。


     
タンカレー47.3度750N\2,000

チャールズ・タンカレー社★ジャーディンW&S
1830年、ロンドン市フィンズベリー区の湧き水を利用して、誕生し
たジン。18世紀末、ゴードン社と合併し、主として対米輸出に専念、現
在に至っている。洗練されたすっき りした味わい。ケネディ大統領やフ
ランク・シナトラの愛飲酒だった。

    
ウエストミンスター37度700N\890

サントリー★サントリー
ロンドンで蒸留されたジンの原酒をサントリーが直輸入、ブレンドの
のちボトリングしている商品。ジュニパー・ベリーのほか、シナモンや
ナツメグなどの香りが支配的で、口当たりは爽快。銘柄名は、国会議事
堂やウエストミンスター寺院のある ロンドンの地名からとられたもの。

     
コーク38度700N\970

アイリッシュ・ディスティラーズ社 ★ベルノ・リカール・ジャパン
アイルランド産のドライ・ジン。 製造元は、1866年、アイルラン
ド南部のウイスキー生産者を統合し て生まれたが、このジンの発売はi
974年から。地元産の穀類を原料 に、3回蒸留を重ね、フルーティー
な芳香を添えたもの。

                       
ボルス・ジュネヴァ37・5度750N\2,430    ボルス・シルバー・トツフ45度750N\1,460

ボルス・ロイヤル・ディスティラリーズ社 ★明治屋
製造元のボルス社は、1575年、 オランダ、ロッテルダム郊外のスキ
ーダムに創業した。創設者は、ルー カス・ボルス。現存する蒸留会社と
しては世界最古である。 ジン製造についても、17世紀のジ
ン創成期から携わっており、ジン・ メーカーとしても最も古いつくり手
といえる。現在は、リキュール・メーカーとしても知られており、幅広
い製品を販売している。 シルバー・トップは、ロンドン・
ドライ・ジン・タイプで、さわやか な口当たりをもつ酒。
ジュネヴァは、オランダの伝統的 なジン。ジュニパー・ベリーの香味
が柔らかく、素朴な味わい。

     
ブームスマズ・ジュネヴァ38度700N\2,600

ブームスマ社★オザキトレーディング 1883年創業のオランダの業者
の製品。とうもろこしと大麦麦芽を
原料に、単式蒸留器で蒸留。ジュニ パー・ベリー、コリアンダー、キャ
ラウェイなどの各種香草を加えたの ち再度蒸留し、小型のオーク樽で最
低1年間熟成させる。常温、ストレ ートで飲むと個性が冴える。

          

デ・カイパー・ジュネヴァ・ヤング35度700N\2,000 (右)

デ・カイパー・ジュネヴァ・オールド38度700N\2,500(左)

デ・カイパー社★メルシャン
製造元のデ・カイパー社は、1695年に創設されたオランダの老舗
酒造メーカー。オレンジ・リキュー ル「ホワイト・キュラソー」の生み
の親である。
デ・カイパー家は、もともとは樽 の製造業者。ホワイト・キュラソー
を発売して以降、ジンの蒸留も手掛 け、1797年には6つの蒸留所を
所有する酒造メーカーへと成長し
た。現在では「オリジナル・ピーチツリー」や「シトロン・ジュネヴア」
などの有名リキュールのつくり手として世界的に知られている。
上掲は伝統的製法に基づいてつくられた正統派ジュネヴァ。ヤングは
スムーズな口当たりをもつ。オール ドは熟成による深みのある味.か魅力。


                      
ノールズ・ジュネヴァ15年42度700N\9,710  ノールズ・ヤング・ジュネヴァ38度700N\3,690

ノールズ・ワインハンデル★ユニオンフード
ノールド家は、ジンの生まれ故郷 オランダで、ジュネヴァをつくり続
けている老舗。所在地は、オランダ の首都アムステルダム市。
製品は、ジュネヴァのほか、ビタ ーズ(苦味酒)やリキュールもある
が、いずれも少量生産、品質重視の ポリシーを保持しており、いわば"こ
だわりの製品"といったところ。 ヤング・ジュネヴァは、樽熟成の
香りのない、デリケートでフレッシ ュなジン。甘やかな植物香が、飲み
口のさわやかさを生む。 ジュネヴァ15年は、大麦、ライ麦、
とうもろこしが原料。ホワイト・オ ークの樽で15年熟成させたもの。モ
ルト香味とスパイシーさが快い。20年(1万9420円)も入荷。

     
ノタリス・VO35度700N\5,000

デ・ドゥエリング・ディスティラリー社★吉田屋
オランダ産。製造元はスキーダム 市内で蒸留業を営む老舗。ジンは通
常、樽熟成をしないで瓶詰めされる が、上掲は蒸留後に3年間の樽熟成
を経たもの。柔らかい口当たりとス パイシーな味わいが特徴的。キャッ
プには、市長の公認印入りのシール が貼られている。

     
シンゲンヘーガー38度700N\2,230
44度750N\2,430

I・B・ベレンツェン社★ユニオンリカーズ
ドイツ、ヴエストファーレン州の シュタインハーゲン特産の一種のジ
ンを"シュタインヘーガー"と地名 で呼ぶが、上掲はそのひとつ。シン
ケンとはドイツ語で、"ハム"のこと。 ハムをつまみながら飲むシュタイン
ヘーガーといった意味の酒客だろう。 力強さと爽快さをあわせもつ。

              

シュリヒテ・シュタインヘーガー 38度700N\2,230 (右)
シュリヒテ・ウルフ一フント38度700N\2,800(左)   
              1000N\3500

H・W・シュリヒテ社★菱食
シュタインヘーガーは、ロンドン・ ジンよりもマイルドな味わいをもつ
ドイツ特産のジン。ドイツではビー ルの前にこの酒を1〜2杯飲むのが
習慣となっている。 上掲は、ウェストファーレン州のシ
ュリヒテ社の製品。シュタインヘー ガーのなかではもっとも有名な銘柄
のひとつである。 いずれも大麦を蒸留し、イタリア、
トスカーナ産のジュニパー・ベリー の蒸留酒、および各種スパイスをバ
ランスよくブレンドしたもの。17 76年に完成したレシピに忠実につ
くられている。2回蒸留の右に比べ て、3回蒸留の左は、よりなめらか
な舌ざわりをもつ。フリーザーで冷 やしてストレートで飲むのがよい。

     
ブラック・デス40度700Nオープン価

リッチモンド社★オセル
販売元は、アイスランド出身でル クセンブルクに本社をおくシガード
ソン家。上掲のジンはイギリスのリ ッチモンド社で蒸留されており、味
わいも正統派のロンドン・ドライ・ タイプ。"ブラック・デス(黒死病)〃
ブランドは、ジン以外にも、ウオツ カ、ラム、テキーラがある。

       
エギュベル40度700N\4,000

エギュベル修道院 ★ワインブティック・ラダーシュ
フランス産。南仏で薬草系リキュ ールをつくっているトラピスト派エ
ギュベル修道院の工場でつくられる。 アルコールの刺激のない、マイルド
でミディアム・ボディの酒質。ジュ ニパー・ベリーの香味が強く、甘や
かな香りが残る。

       
ヒーリーズ37・5度700Nオープン価

リーゼン社★篤和物産
フランス産。つくり手のリーゼン 社は、パリから北へおよそ160H
の町、エ-ダンにある蒸留業者。創 業は1829年。ジンやウオツカの
ほか、飲料用の中性アルコールを製 造している。上掲は、カクテル・ベー
スに向くすっきりした味のドライ・ ジン。

       
オールド・トム印度750N\3,000

アークティカ・ディスディリング社★吉田屋
カナダのヴァンクー、ウァー産。オ ールド・トム・ジンとは、ドライ・
ジンに糖分を1〜2%加えた甘口ジ ンのこと。旧世紀のロンドンで、ト
ム・キャット(雄猫)の足から甘口 ジンが出てくる販売機に人気が集ま
ったことがこの名称の由来。上掲も 柑橘香を加えた甘口ジン。

              

ボーズ40度750Nオープン価 (右)
ボーズ・オールド・トム(中央)47度750Nオープン価
ボーズ・オールド・トム・ゴールド 50度750Nオープン価(左)       
       
ザ・ボーズ・ディスティラリー社★オセル
アメリカ産のジン。ミズーリ州セ ントルイスでつくられている。製造
元のボーズ社は1762年、ロシドンで創業したジン蒸留業者。そのボ
ーズ社がアメリカに移って復元したのが上掲のジン。

上掲右は、スタンダードなドライジン。なめらかな飲み口の□ンドン・
タイプ。中央は、コリアンダーや柑 橘果皮で香味づけをし、糖分を加え
たもので、ロンドン時代からの主力商品。上掲左はオールド・トムのプ
レミアム品。アルコール度数を上げ て、深い味わいに仕上げてある。
いずれも、とうもろこしや大麦を原料にして、ボーズ社のロンドン時代
のレシピに忠実につくられている。

      
プリンス・チャールズ40度700N\1,500

クオリティー・コントロール・ディスディリング村 ★ノアキャルジャパン
アメリカ産。製造元はケンタッキ ー州、パーズタウンの蒸留所で、有名
バーボン・メーカ−、ヘヴン・ヒル の関連会社。ロンドン・ドライ・タ
イプのジンで、良質のジュニパー・ ベリーによるさわやかな口当たりか
特徴。カクテル・ベースに向く。

      
シーグラム40度750N\1,170

ジョセフ・E・シーグラム&サンズ社 ★キリン・ジーグラム
アメリカ産。同国におけるジンの トップ・ブランド。シーグラム社は、
これを1939年に発売。それまで のジンよりも、柑橘系の香りを際立
たせるようにつくられた。また、熟 成に時間をかけているので、香りと
舌ざわりがまろやか。

       
ツヴァルスキー40度750N\2,233

シャーマン・ディスティルト・スピリッツ社 ★サッポロビール
アメリカのミズーリ州でつくられ ているロンドン・タイプのドライ・
ジン。穀物を95度以上の高濃度で蒸 留し、さわやかなフレーバーを溶け
込ませたもの。発売元は、1958 年創業。バーボンのエズラ・ブルッ
クスなどを擁する気鋭の酒類会社。

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