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リキュールについて

魅惑的な"液体の宝石"

リキュールとは、スピリッツ(蒸留酒)に香味成分を配合し、別種な味わいに仕上げた酒の総称である。植物系成分を用いたものが多いが、動物系の乳、卵などを利用したものもある。リキュールの誕生には蒸留酒の存在 が前提されている。その意味でリキュールは、錬金術師たちが蒸留酒づくりの技法を発見したのち、そのヴァリエーションとして生まれた酒ということができる。
蒸留酒は、ラテン語でアクア・ヴィッテ(生命の水)と名づけられ、生命維持のための薬酒として用いられた。その蒸留酒に、さらに各種の薬草の成分を溶かし込めば(ラテン語でリケファケレ)、"生命の水"をしのぐ薬用効果
をもった酒が生まれるだろう、そういう考えから生まれたのがリキュールであり、名称もリケファケレから起こったものである。
そうしたリキュールをつくる技術は錬金術師たちから、やがて修道院の僧侶たちに伝、えられ、中世には、修道院はそれぞれ独自のリキュール調整にはげんでいた。ヨーロッパでは、今でもその伝統の延長上でつくられている薬
草系のリキュールが各地に散見される。
近世の大航海時代になると、新大陸やアジアで産する植物や砂糖がヨーロッパに輸入されるようになり、リキュールの原料は一挙に多様化していった。
さらに十八世紀以降には、、医学が進歩したため酒に医薬的効用を求める気風が次第にうすれ、フルーツの香味を主体とした美味追求型のリキュールが台頭する。こうした酒は、ヨーロッパの上流階級の婦人たちの愛飲するところとなり、彼女たちは、身につける衣裳や宝石の色と、手にもつグラスの中のリキュールの色をコーディネートして楽
しむようになる。そのため、リキュール・メーカー側でも着色の方法をさまざまに工夫し、色彩の美しいリキュールづくりに心を砕くようになった。リキュールが"液体の宝石"という異名をもつようになったゆえんである。

現在、リキュールの製造にあたっては、蒸留法、浸漬法、エッセンス法などが使われているが、一つの方法だけでつくられるものは少ない。たいてい、二つ以上の方法を併用している。したがって、こうした製法でリキュールを分類することは事実上不可能に近い。そこで本書では、香味成分の主原料を軸に、便宜的に次のように分類した。

@薬草・香草(Herbs & Spices)系パスティス、カンパリなど。
A果実(fruit)系キュラソー、クレーム・ド・カシスなど。
Bナッツ・種'・核(Nuts,Beans &Keren)系アマレット、コーヒー・リキュールなど。
C特殊(Specialities)系クリーム・リキュール、エッグ・ブランデーなど。

なお、レディメイドの瓶詰め、缶詰カクテル類も、日本では酒税法上、リキュール類に分類されている。
リキュールのなかにはクレーム・ド・カシスのように、クレーム・ド・〜という名称のものがかなりある。ECは、1P中に250g以上の糖分を含むリキュール(クレーム・ド・カシスのみ4OOg以上)をクレームと規定している。
なお、リキュールの場合、エキス分とはほとんど糖分を指しているので、エキス分の高い酒ほど甘みが強いと判断してさしつかえない。
次ぺ-ジ以下の酒客の下の数字は、上がアルコール度数、下がエキス分を小している。製菓用に使う際、砂糖を加減する目安にしていただきたい。

薬草・香草系

リキュールは、中世、蒸留酒を蒸留する際に、薬草や香草類を添加して、その香味や薬効成分で蒸留酒と差別化を図ったのがはじまりである。
以下にあげる薬草、香草系のリキュールは、その伝統を受け継ぎながら、現代人の嗜好に合うようにつくられた酒である。さまざまなタイプのリキュールのなかで、最も古い面影を残しているものといっていいだろう。
ただ、誕生期の薬草、香草系のリキュールが、甘みのない、薬くさい酒だったことはまちがいない。中世起源の歴史を誇るリキュールがいくつかあるが、昔の味は違っていたと考えるべきだ。
以下のリキュールのうち、フランス、イタリアのものには美味追求型が多いが、ドイツや東欧のものは、味よりも薬用効果を重視する傾向にある。

フランス




エギュベル・ビター(25度、29%)
1P\4,500
グレープ・スピリッツに、キナ樹皮その他のハーブを加えてつくった、ほろ苦い酒。カンパリのフラン
ス版といった感じだが、苦みも香りも、やや強い。
エギュベル修道院★ワインブティック・ラターシュ




アメール(21度、23%)
1P\2,978
フランスのディジョン市の産。アメール(苦い)とあるが、苦みよりもビター・オレンジの香りが支配
的で、特有のコクが魅力のリキュール。
ガブリエル・ブディエ社★美峰酒類



ピコン(18度、10・8%)
1P\3,916
1837年、フランス軍人ガエタン・ピコンが、アフリカで創製した苦味酒。スピリッツに、オレンジ果皮、りんどうの根、砂糖を配してつくる。
ピコン社★レミー・ジャポン



スーズ(16度、16.2%)700N\2,700
フランス中部の火山帯で収穫された20年物のシェンシアン(野生りんどう)の根を原料に生まれたリキュール。カンパリの黄色版として人気上昇中。
ペルノ社★ペルノ・リカール・ジャパン



ペルノ(40度、10%)700N\2,900
アブサンは、1797年、ペルノ氏が創製したが、1915年フランスで製造禁止になった。そのため、アブサン代替品として、第一次大戦後に発売したのが、このペルノ。アニスほか、15種のハーブを配合。
ペルノ社★ベルノ・リカール・ジャパン



リカール(45度、2%以上)700N\2.750
パスティスのトップ・ブランド。1932年、ポール・リカールが創製。南仏プロヴァンス産のスターアニス、リコリス、フェンネルなどをアルコールに浸漬してつくる。5倍の水でうすめて飲む。
リカール社★ベルノ・リカール・ジャパン



パスティス51(45度)700N\3,OOO
ベルノ傘下の製品。1951年に誕生。アルコール度数は明度だ。リコリスのほか、スターアニス、フェンネルを使い、パスティスでは2の売れ筋。
ベルノ社★カツミ商会



パスティス・プラド(45度)1000N\3,500
ル・アーヴル市スロール社傘下の人気パスティス。
パスティス・ド・マルセイユの産地呼称どおり、マルセイユ市でアニス、リコリス風味主体で製造。
スロール社★徳岡



ジョン・ホワイエ・エメロード(45度、1%)
700N\7、500
フランス南西部ランド県でつくられているパスティス。田種類の薬草と、12種のスパイスの抽出液を、スターアニス抽出液にバランスよく配合して製品化。
アベ・ジョン・ホワイエ社★小西屋商店



ベルジエ・ブラン(45度、37・9%)
700N\2、250
ホワイト・パスティスの異名があるが、アニス以外の薬草を使っこいないので、独自の味わいをもつ。1923年、マルセイユで生まれた銘柄。
ベルジエ社★日本酒類販売



アニゼット(25度、45%)700N\2,632
スピリッツにアニスの種子やナツメグ、キャラウェイ(姫ういきょう)などの香りをバランスよく配合してつくる甘口のリキュール。
ガブリエル・ブディエ社★美峰酒類



アニゼット(25度、45.9%)700N\2,750
アニスの酒は古くからつくられていたが、アニゼットというかたちで企業化したのは、ボルドーの看護婦マリー・ブリザール。上は女史が1755年、ボルドー市で興した会社がつくる元祖の品。
マリー・ブリザール社★日本酒類販売



アニゼット(24度、43%)500N\2,381
1845年、ボルドーで創業したリキュール専門メーカー、カザノヴ社の製品。
カザノヴ社★カザノブジャパン



アニゼット(23度、51%)500N\2,320
1858年ユジエーヌ・キュズニエがジュラで創
業した名門メーカ-の製品。中国産のスターアニス(八角)を使い香味に個性を出している。極甘口。
キューセニア社★ニッカウヰスキー



アニゼット(25度、42%)-700N\3,230
豊かな自然に恵まれたブルゴーニュ地方の中心都市ディジョン市のメーカ-の製品。さわやかな味わい
と、ほどよく糖分が融合している。
レリティエ・グヨ社★ドーバー洋酒貿易


   


シャルトリューズ・ヴェール(55度、23%)\4、800
シャルトリューズ・ショーヌ(40度、33%)\4、500
シャルトリューズ・、ウエール・VEP(54度、23%)\12,000
シャルトリューズ・ショーヌ・VEP(42度、33%)\12,000
薬草系リキュールの銘酒。オリジナル処方は、1605年、アンリ4世の宮廷に、ある人によって伝えられたが、パリでその処方どおりつくれず断念。その処方が、18世紀になってグルノーブル山中のシャルトリューズ修道院に伝わって生まれたのが、シャルトリューズ・ヴエール(緑)の原型。130種の薬草類を使ったという。ジョーヌ(黄)は、74年後の1838年に生まれた。現在の製品は、ヴエール
がスパイシー、ミント風味に冨み、ジョーヌは蜂蜜風味があり、甘みも強い。VEPは"長期熟成品"を意味するフランス語の頭文字を続けたもの。いずれも、大樽で8年以上熟成させた高品質の品。なお、各製品とも、1970年以降、民間企業体に製造を委託しているが、調合は3人の修道士の手による。
シャルトリューズ・ディフュージョン社★サントリー


   


ヴェルヴェーヌ・ヴェレ・グリーン(55度、24%)\4,246
ヴェルヴェーヌ・ヴェレ・イエロー(40度、26%)\3、933
ヴェルヴェーヌ・ヴェレ・エクストラ(40度、26%)\6,368
ハジエ・クリスタル(25度、16%)\3,300
フランスのオーヴエルニュ地方ヴエレ産の、ウエルヴエーヌ(くまつづら)を主体に、三十数種のハーブを 使った伝統的なハーブ・リキュール。イエローは甘みやや強く、マイルド。エクストラはコニャックベー ス。樽熟成の高級品。クリスタルは、くまつづらとミソトの抽出液でつくるスパイシーな酒。(各700N)
バジェ社★ユニオンフード



イザラ・ジョーヌ(40度、21.5%)700N\2,500
イサラとは、バスク語で"星"の意。アルマニャックをベースにしたリキュールで32種の薬草類を配 合。南仏、バイヨンヌ市のメーカーの製品。
ソシエテ・イザラ★イズミ・トレーディング



モンー137ジョーヌ(40度、28%)\4,500
シトー派のトラピスト修道院で誕生。シャルトリュー。ス・ショーヌに似たマイルドな味。(750N)
エギュベル修道院★ワインブティック・ラターシュ



ムニエ・ジエネピ(40度、15%)200Nオープン価ジエネピは、アルプスだけに自生している、にがよもぎに似た高山植物。ボトルにその草が入っている。
ムニエ社★オセル


 


ベネディクティン・DOM(40度、35%)\3、500
ベネディクティン・B&B(40度、21%)\3、500
原型は、1510年、北仏フエーカン町のベネディクト派修道院で生まれた。よろい草の根、西洋山はっか、アンジェリカなど"種の植物を使用。重厚な甘ロ。B&Bは、DOM60%と、5〜6年熟成のコニャック40%をブレンド。ベネディクティンとブランデーの頭文字を酒名にしたもの。(各750N)
ベネディクティン社★サントリー



クリスタル・キュンメル(45度、34%)
700N\3,260
キュンメルはキャラウェイ一姫ういきょう一のドイツ名。これはディジョン市のグ三社のもの。
レリティエ・グ三社★ドーバー洋酒貿易


 


フリーゾミント・グリーン(30度、43%)\1,220
フリーゾミント・ホワイト(30度、43%)\1,220
ミント・リキュールはスピリッツにはっかを浸漬してそのエッセンスを移しとるか、抽出したミントオイルをスピリッツに配合してつくる。これは名門キューセニア社のもの。英語のフリーズ(凍る)とミントを合成して清涼感ある酒客とした。(各500N)
キューゼニア社★ニッカウヰスキー



クレーム・ド・マント(25度、37%)
700N\2,45n
バーディネー社★ドーバー洋酒貿易



クレーム・ド・マント(20度、42%一
700N\2,626
ガブリエル・ブディエ社★美峰酒類


 


クレーム・ド・ミント・グリーン(25度、32.9%)
700N\2,250
クレーム.ド・ミント・ホワイト(25度、37・4%)
700N\2,250
マリー・ブリザール社★日本酒類販売


 


ペパーミント・ジェット27(21度、43%)\2,310
ペパーミント・ジェット31(24度、43%)\2,460
ミント・リキュールでは、世界のトップ銘柄。グリー
ンミントのジェット"はi796年発売。東欧、イギリス、フランス産の5種類のミントを使って製造。爽快なスペアミント系の香りで人気。ホワイトミントのジェット31は人気急上昇中。(各700N)
ベネディクティン社★サントリー



クレーム・ド・ミント・グラシアル
(16度、42%)700N\3,129
バジェ社★ユニオンフード



パルフェ・タムール(25度、35%)700N\2,450
パルフエ・タムールとはフランス語で"完全な愛"の意。においすみれ、レモン果皮、コリアンダーの種子などの香味を移しとり、美しいバイオレット・カラーに仕上げたリキュール。
バーディネー社★ドーバー洋酒貿易



パルフエ・タムール(25度、34.9%)
700N\2,250
1755年の創業以来、全製品を100%ボルドーで自家蒸留し、プロの信頼が高いメーカーの製品。
マリー.ブリザール社★日本酒類販売



パルフェ・タムール(27度、44%)
500N\1,210
キューゼニア社★ニッカウヰスキー



パルフエ・タムール25度、43.7%)
700N\2,435
パリのゴルドン・ブルー料理学校納入メーカーの製品。すみれ、カカオ、バニラ、コリアンダーを使用。
ハジエ社★ユニオンフード



パルフェ・タムール(30度、24%)
700N\2,450
シャルル・、ウァノー社★ジャパンインポートシステム


 
リキュール・ド・ニアウリ(42度、21%)
500N\2,980
エリキシール・ド・ラゴン(38度、33%)
500N\5、000
右はニューカレドニアのニアウリという木の葉の酒。そのエキスは、気管支炎の薬の原料になっている。左は約50種の植物、花、海藻、フルーツなどのエキスからつくる。液中の植物はニアウリの枝。
メゾン・リドルフィ★ケー・アイ・ケー



リキュール・ド・ローズ(18度、24%)
70ON\2,624
ばらの抽出液をアルコールで蒸留。高貴な香り。
ガブリエル・ブディエ社★美峰酒類



ティー・タイム(24度、26%)
700Nオープン位
コニャック・メーカ-のランディ社が、ダージリン紅茶の香り豊かにつくる。
コニャック・ランディ社★オセル



ティーブリッツ(20度、19%)
700N\2,250
セイロン、中国、インドネシア産紅茶が原料。
マリー・ブリザール社★日本酒類販売



アヴァ・タヒチ・ジンジャー・リキュール
(25度)700N\5,500
仏領タヒチ産の生姜を使って、現地で製品化。
タヒチ・ムーレア社★大業産業



イタリア



アマーロ(27度、14.8%)700N\2,500
エミーリア・ロマーニャ州都、学問の街ボローニャ産。
モンテネグロ社★フードライナー



アヴェルナ・アマーロ(32度、23%)
700Nオープン位
シチーリア島伝統のりんどうの根主体の薬酒を、商品化したもの。1868年に、サルヴァトーレ・アヴエルナが発売。アマーロは"苦い"の意。
フラテッリ・アヴェルナ社★モンテ物産



アマーロ・ラマゾッティ(30度、19%)
750N\2,490
1815年、ミラノのラマゾッティ家が、北イタリアの33種の薬草で創製した苦味酒。
フラテッリ・ラマゾッティ社★ベルノ・リカール・ジャパン



アペロール(11度、25.8%)700Nオープン価
パドヴァの、バルビエリ社製。だいおう、キナ、りんどうなどを、グレープ・スピリッツに浸漬し、成分を抽出。スプマンテと割って楽しむアペリティブ。
バルビエリ社★モンテ物産


 


マルティーニ・ビター(25度、21%)700N\1,500
キナ・マルティーニ(31度、21%)750N\1,500
1840年創業の有名ヴエルモット・メーカー、マルティーニ社の製品。ビターは、ビター・オレンジの果皮を主体に、キニーネ(キナ樹皮の抽出成分)などを配合。苦みをおさえたマイルドな味。キナは、ボリビア産のキナ、カリサヤなどの樹皮を主体にしたハーブ・リキュール。
マルティーニ&ロッシ社★ビー・ビー・アールジャパン



ブラウリオ(21度、25%)700N\3,500
アルプスの天然ハ-ブ・エキスを原料につくり、オーク樽で2年以上熟成させたリキュール。
ブラウリ一社★イズミ・トレーディング



テナール(16度、26.5%)700N\1,860
1949年にイタリアで生まれた。アーティチョーク(朝鮮あざみ)をべ-スに、13種類以上のハーブ抽出液を加えたほろ苦い味。カンパリ社傘下の品。
シパン社★サントリー



カンパリ(24度、19%)1P\3,000
1860年、ミラノ市でガスパーレ・カンパリが、
ビッテル・アルーソ・ドランディア(オランダ風苦味酒一として創製。息子ダ、ウィデの代になって、カンパリと改名。ビター・オレンジ、キャラウェイ、コリアンダー、りんどうの根などを配合してつくる。
ダヴィデ・カンパリ社★サントリー



コカ・ブトン(36.5度、50%)750Nオープン価
原料はボリビア産のコカの葉。コカイン分子は除去するが、コカ固有の風味を生かしたリキュール。温めてそのまま飲むか、カクテル・ベースに使用する。
ジョヴァンニ・フトン社★木下インターナショナル



ガリアーノ(30度、33%)700N\4,892
アニス、バニラ、薬草の香りが調和している。20世紀初頭、40種以上の薬草、香草を使って創製。酒名は19世紀末、エチオピア戦争で活躍した勇将の名。
D・R・L社★レミー・ジャポン



ストレガ(40度、18.9%)700N\3,000
ストレガとは"魔女〃の意。南イタリア、ベネヴエント町でジュゼッペ・アルベルティが19世紀に開発。複雑な薬草風味に富み、甘さとのバランスがいい。
ストレガ社★フードライナー



ズツカ・ヴァニル・リグオーリ(18度、21%)
700N\2,500
ミラノ市でつくられている。スピリッツに、レモン・ジュース、各種スパイスを配合し、甘やかな香味。
ズッカ社★フードライナー



ヴァッカリ・サンブーカ(38度、33%)
700N\4,895
D・R・L社★レミー・ジャポン



サンブーカ(42度、21%)700N\3000
ザンブーカはエルグーベリー(にわとこの界一とリコリス(甘草)をスピリッツに浸漬、蒸留したイタリアの特産酒。小型グラスに注ぎ、焙煎したコーヒー豆を3粒浮かべて火をつけてから飲むのが世界的流行。
モリナリ社★サントリー



ロマーナ・サンブーカ(40度、40%)
700N\3,400
パリーニ社★リードオフジャパン



サンブーカ・ラマゾッティ(38度、34%)
750N\2,510
フラテッリ・ラマゾッティ社★ベルノ・リカール・ジャパン



サンブーカ(42度、36%)750N\2,770
バイラム・ウォーカー&サンズ社★サントリー



オパール・ネラ・ブラック・サンブー力
(40度、35%)750N\4,900
エルグーベリー抽出液などで黒紫色にしたサンブーカ。ハーブの香りは控えめで、柑橘香がある。
フランコリ社★サントリー




スイス



ファスビンド・シナモン(24度、29%)
700N\2,380
東南アジア産肉桂(シナモン)の皮を、スピリッツに浸漬してつくる。1846年創業の老舗の製品。
ファスビンド社★ドーバー洋酒貿易





ドイツ


  


オルデスローエ・キュンメル
(32度、1.6%)\2,430
マーゲン・トロプフェン(32度、16%)\3,923
キス・オブ・ローズ(21度、25%)\3,425
キュンメルは、コルンにキャラウェイを配合。日本では、酒税法上スピリッツに分類されている。キス・オブ・ローズは、ポテトと蜂蜜からの蒸留酒に、ばらの花弁抽出液と糖分を配合。マーゲン・トロプフェンは、りんどう、ミント、スパイス類に蜂蜜を加えて熟成。甘さおだやか、苦みさわやか。(各700N)
アウグスト・エルンスト社★ユニオンフード




ローザ・ディ・トスカーナ(30度、5%)
350N\3,230
イタリア産クラッパに、ばらの香りを配合。
L・W・C・ミヒエルセン★ユニオンリカーズ



ティフィン・ティー・リキュール
(24度、22%)750N\3,200
ミュンヘン産。"紅茶のシャンパン"といわれるヒマラヤ高地産の、ダージリン紅茶が原料。
アントン・リーメルシュミット社★リードオフジャパン



シュペヒト・アイス・ティー(24度、35%)
700N\2,459
アウグスト・エルンスト社★ユニオンフード



イエーガーマイスター(35度、15.7%)
700N\2,270
イエーガーマイスターは"猟師頭〃の意。アニスなど56種のハーブ、スパイス、フルーツが原料。おだやかな甘さ。アメリカで大人気。
イエーガーマイスター社★サントリー



リキュール・クイーン・ペパーミント
(21.8度、18%)500N\2,940
ペパーミントにチョコレートを配合。優雅な味。
ヴァルデマール・ベーン社★ユニオンリカーズ


  


マーゲン・ビター(40度、25%)500N\2,000
プフェファー・ミンツ(25度、25%)
500N\1,200
ティー・リキュール(24度、25%)
700N\3,000
製造元は1876年、ノイディーテンドルフ町に創立のリキュール専門業者。マーゲン・ビターは"健胃苦味酒"の意だが、苦みはおだやか。ミンツは新製品。ティーはダージリン紅茶が風味のベース。
アロマティック社★ユナイテッドリカー


 


ドラキュラ・ブラッド(24度、45%)
700Nオープン価
フランケンシュタイン・メンタ(35度、11%)
700Nオープン価
右は"ドラキュラの血"という怪奇的な名の酒。生姜と、アジア系の薬草で、鋭い刺激味をもつ。左はポテト・スピリッツに、ミント香味とビター風味を添えたもので、甘みが少なく、爽快な刺激味がある。
ブリューゲマン・ラエル社★オセル



ウンダーベルク(44度、!5%)20N\760(3本)
1846年、フーベルト・ウンダーベルクが創製した薬味酒。世界昭力国から集めた40種類以上のハーブ、スパイス類を、高濃度アルコールで抽出し、熟成させたもの。1949年から、20Nの小瓶で売るようになった。ドイツでは1日100万本を消費。
ウンダーベルク社★リードオフジャパン




オランダ



スキッパー・ビター(30度、20%)700N\3,500
スキッパーとは、小型船の船長のこと。海運で栄えた時代のオランダ船員が好んだ味を現代に復元したもの。各種ハーブを浸漬法、蒸留法を併用して製造。
デ・カイパー社★メルシャン


 


ノールド・オレンジ・ビター(35度、18%)\3,810
カネール(28度、26%)\3,810
オレンジ・ビターは、オレンジ果皮、三十数種のハーブ、スパイスを使い、年産6000本のみの高級酒。なめらかで、マイルド。ストレートで飲んでこそ真価を発揮する。カネールは、シナモンのエキスを高純度のアルコールで抽出。肉桂特有の甘やかな香りとコクを生かしたユニークな酒。(各350N)
ノールド・ワインハンデル社★ユニオンフード



ペパーミント・グリーン
(24度、43%)700N\2,000
ボルス・ロイヤル・ディスティラリーズ社★明治屋



クレーム・ド・メンテ(24度、41%)
700N\1,830
オレンジ・リキュールの代名詞ともなっている。"キュラソー"を1695年、世界で初めてつくり出したリキュール界の老舗デ・カイパー社のペパーミント酒。美しいグリーンで甘さ濃厚。
デ・カイパー社★メルシャン




パルフェ・タムール(29度、44%)
700N\2,000
1575年創業以来の長い歴史をもつリキュール界の老舗ボルス社の製品。バイオレット・リキュールと同一の酒と考えていい。オレンジ香、バニラ香、アーモンド香などをもつ。
ボルス.ロイヤル・ディスティラリーズ社★明治屋




オーストリア


  

右から
グレッチャーアイス(50度、29%)\4,470
シーレーラー・イエーガーナー (41度、26%)\3,770
トイフエルスクロイター・フォイエル・リケール (50度、26%)\3,500

グレッチャーアイス(氷河の氷)は各種薬草、香草が原料。注いだグラスに火をつけ、香りを立ててから
消して飲む。シーレーラー・イエーガーナー(スキー教師や狩人のための茶(はジャマイカ・ラムにオレ
ンジ、シナモンなどを配合。トイフエルスクロイター(悪魔の薬草)はそれに甘草をプラス。(各700N)
カール・パウマン社★ユニオンリカーズ




デンマーク




ガンメル・ダンスク・ビター(38度、2.4%)
700N\2,480
ガンメル・ダンスクとは、"古くからのデンマーク〃の意。29種類のハーブ、スパイスを使い、1964年に発売された。デンマーク王室御用達の品。
ダニスコ・ディスティラーズ社★サントリー




スウエーデン



カールスハムス・フラッグパンチ(26度、21%)
500N\2,000
ラムに、各種薬草、スパイス類を配して、オーク樽で熟成させたもの。インドネシア産ラムをベースにした、20世紀初頭の銘酒カロリック・パンチの後裔。
ヴィン&スプリットセントラーレン公団★室町化学工業




ギリシア



ウゾ12(40度、約2%)700N\2,400
ウゾは、アニスをブランデーに浸漬後蒸留する。フランスのパスティスと同系の酒だ。カロヤニス兄弟が1880年に発売した。当時売り出したのが試作樽12番目の酒。それでこの酒客になった。
カロヤニス社★リードオフジャパン



ウゾ(37.5度、2%)700N\3,000
ブタリ社★アドリアインターナショテル



ウゾ・アテネ(45度、2%)500N\5,000
E・U・ヴァンヴーニス社★イリエ・コーポレーション



トルコ

 
イエニ・ラキ(45度)700N\2,500
アルテンバシ・ラキ(50度)700N\2,600
ラキは、トルコの国民酒。干しぶどうをアルコール度数94.5度以下で蒸留。加水し、アニス風味を添える。無色だが、水を加えると白濁する。
テケル社★ティー・オフィス



イギリス



ドランブイ(40度、35%)750N\3,930
スコットランドのスチュアート王家の祝酒を伝授されたマッキノン家が、1906年からエディン、バラ市で企業化したもの。熟成15年以上のハイランド・モルトを中心に、約40種のスコッチ、各種ハーブ、蜂蜜を配合。酒名は"満足すべきもの"の意。
ドランブイ・リキュール社★サントリー



クラビーズ・グリーン・ジンジャー・ワイン
(13.5度、28%)700N\1,460
スコットランドの業者の製品。生姜やスパイス、ハーブ・エキスを秘伝の製法でブレンドする。
ジョン・クラビー社★国分



ストーンズ・ジンジャー・ワイン(13度、19%)
700N\1,460
1740年、ロンドンのフィンズベリー社が開発した製品。オーストラリア産生姜の根を粉末にし、白ワインに浸して、オーク樽で熟成。爽快な風味の酒。
マシュー・クラーク社★サントリー



アイルランド


アイリッシュ・ミスト(35度、21%)
700N\3,440
アイリッシュ・ウイスキーに、十数種のハーブ抽出エキスと、ヒースやクローバーから集めた蜂蜜を配したもの。ロックやソーダ、ジンジャーエール割りで。
C&Cインターナショナル社★サントリー


スペイン


アニス・マチャキート・ドゥルセ
(35度、30%)1P\2,620
アニスの種子を、アルコールとともに蒸留し、シロップを加えたもの。ドゥルセは"甘口〃の意。
イツホ・デ・ラファレージェス社★ユニオンリカーズ


マチャキート・アグアルディエンデ・デ・クインタス
(18度、51・8%)800N\2,950
グインダスは、スペイン語でチェリー。アニス番のあるスピリッツに、マラスキーノ・チェリーを浸漬。
イッホ・デ・ラファエル・レージエス社★ユニオンリカーズ


パチャラン・バサラーナ(30度、30%)
1P\2800
アニス酒にナバーラ産のこけももを浸漬してつくるリキュール。食後酒としてストレートで飲むのが一般的だが、オンザロックでもよい。
ボデガス・ナ、パーラ社★日画商事


グラン・リコール・セッコ(38度、10・5%)
750N\3,600
スピリッツに木の実、花、薬草、根茎を配し、オーク樽熟成させたもの。セッコは辛口の意。
ボネット社★松栄パック


ラ・エクストレメーニャ・リコール・デ・カネーラ
(17度、9・2%)700N\2,500
スペイン西南部、バダホス地方の業者の製品。カネーラとは、シナモン(肉桂)のこと。肉桂から抽出したエキスを、アルコールに配合。香り高い酒。
デステレリアス・エスプロンセダ社★日画商事


アメリカ


アイス101ペパーミント・シュナップス
(50・5度)750N\3,500
アメリカのメイン州産。シュナツプスとは、西欧の伝統的なタイプの濃厚なリキュールを、風味軽快、糖分控えめ、無色透明なリキュールにしたものをさすが、左はアルコール度高めのハード・タイプ。
ホワイト・ロック・ディスティラリー社★富士貿易


アヴァランチ・ブルー(40度、41%)
750N\3,450
バーボンの有名メーカー、ジム・ビーム社は、ウォルフシュミット・ウオッカを傘下に収めたり、リキュールを市場に送り出したり、多角経営に積極的。 上は、その社が問う新しいミント・リキュール。
ジェームズ・B・ビーム・ディスティリング社★ニッカウヰスキー


トリニダード・トバゴ


アンゴスチュラ・ビターズ(44度、9%)
200N\1,960
ドイツ出身の軍医シーガートが1824年、ベネズエラのアンゴスチュラ(現在のシウダード・ポリヴァル)の英国陸軍病院で創製。現在は、トリニダードで製造。ラムに、りんどうの根からとる苦味成分ジェンチアンなどを配したもので、苦みが強い。
アンゴスチュラ・ビターズ社★明治屋


南アフリカ


ルイボス・シュナツプス(30度、11%)
750N\2,800
ケープタウンの北、セダルバーグ山脈だけにあるルイボスの茶葉を、アルコールに浸漬。オークの小樽で熟成後、砂糖を少量加えたもの。
ディスティラーズ・コーポレーション社★寿商事



オーストラリア



クレーム・ド・ミント(22.9度、42.6%)
500N\1,480
シーグラムの現地法人が、新しく発売したリキュール。ほかにピーチ、バナナなど計7種がある。
シーグラム・オーストラリア★キリン・シーグラム


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